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プロコフィエフ/ピアノ・ソナタ第7番、「ロメオとジュリエット」より10の小品、悪魔的暗示

プロコフィエフ/ピアノ・ソナタ第7番、「ロメオとジュリエット」より10の小品、悪魔的暗示

Price: ¥2800

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ライモンダCD

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セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953): 1. 4つの小品 Op.4より 第4曲「悪魔的暗示」 2-4. ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op. 83 5-15. 「ロメオとジュリエット」より10の小品 Op.75 ヴィルヘルム・オーメン(ピアノ) 発売:1989年 MELISMA【ドイツ輸入盤】 ヴィルヘルム・オーメンが弾くプロコフィエフのピアノ作品集です。プロコフィエフのピアノ作品が持つ鋭いリズム感や打楽器的な響き、独特のユーモアと抒情性を一度に味わえる内容です。演奏するヴィルヘルム・オーメンは、1947年生まれのドイツのピアニストです。ヨーロッパ各地をはじめ日本、タイ、南米などでも演奏活動を行い、ベルリン・フィルハーモニー、ベルリン・コンツェルトハウス、ハンブルク音楽ホール、ボンのベートーヴェンハレ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスなどの主要な舞台に出演してきました。現在はザール音楽大学で後進の指導にもあたり、ショット社ではピアノ作品の校訂者・編曲者としても活動しています。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ショパン、ブラームス、リスト、そしてプロコフィエフまで幅広い作品を録音していることからも、そのレパートリーの広さがうかがえます。オーメンのピアニズムを特徴づけるのは、繊細なタッチと高い様式感です。ザール音楽大学のプロフィールでも、彼の演奏は「高度に差別化されたタッチ」と「強い様式感」によって特徴づけられると紹介され、評論家ジークフリート・シュリーブリは、魂のこもった表現と厳格な統制、そして爆発的な技巧と完全なコントロールが同居していると評しています。 その特質がよく表れているのが「ピアノ・ソナタ第7番」です。1942年に完成したこの作品は、プロコフィエフのいわゆる「戦争ソナタ」の一つであり、3楽章それぞれが強烈な個性を持っています。第1楽章では鋭いリズムと不協和音が緊張を高め、第2楽章では一転して長い旋律が歌われます。そして終楽章では猛烈な速度で同じリズム型が駆け抜け、ピアノをまるで打楽器のように扱うプロコフィエフ独自の「モーター的」な書法が極限まで高められます。プロコフィエフ自身も自らの作風を「古典的」「革新的」「トッカータ的/モーター的」「叙情的」「スケルツォ的」という5つの方向から説明しており、第7番にはそのうち複数の要素が凝縮されています。「4つの小品」Op.4からの「悪魔的暗示」は、初期プロコフィエフらしい攻撃性と鋭いリズムが凝縮された小品です。短い作品ながら、硬質な響きと猛烈な推進力によって強烈な印象を残します。「ロメオとジュリエットからの10の小品」では、オーケストラによるバレエ音楽をピアノ1台へ移したプロコフィエフ自身の編曲が楽しめます。「モンタギュー家とキャピュレット家」の重厚さ、「少女ジュリエット」の愛らしさ、「マーキュシオ」の機知、「ロメオとジュリエットの別れ」の抒情性など、バレエ全体の多彩な場面がピアノの響きに凝縮されています。プロコフィエフはピアノの打楽器的な力強さだけでなく、旋律を歌わせる能力にも優れており、この作品集ではその両面が鮮やかに現れます。 オーメンの演奏は、プロコフィエフの鋭さを十分に引き出したダイナミックなものながら、決して乱暴にはなりません。プロコフィエフの演奏では、鋭さや猛烈な勢いを前面に出すタイプも少なくありませんが、オーメンはリズムを正確に刻みながら、その一つ一つの音に明確な意味を持たせています。だからこそ、速さや強さだけでは生まれない独特の説得力があります。激しいのに粗くない。冷静なのに熱い。音の一つ一つを完全に掌握しているからこそ、音楽全体が大きくうねって聴こえる。そこにオーメンならではの雄弁さがあります。その結果として生まれる表現は、単なる技巧的な名演とは明らかに異なります。他の演奏では聴き流してしまいがちなリズムの細部まで意味を持って迫ってくる、非常に個性的で雄弁なプロコフィエフです。オーメンの代表的な名演の一つとして挙げたい素晴らしい録音です。未開封新品です。